ゲームアプリストアで絶対にやってはいけないゲーム紹介文の書き方3つ(プロモーション効果が激減します)

スマホゲーム

こんにちは

マーケティングスペシャリストのとトロネコです

 

今回はアプリストアで絶対にやってはいけないこと

というテーマでお話します。

アプリストアはあらゆるマーケティングやプロモーションの結果、必ずユーザーが通過しなければならない、アプリビジネスにおける最初の関門です。

よって今回紹介するような

残念なことをアプリストアでやってしまうと

あらゆるプロモーション効果が激減します。

アプリストアにはASO(App Store Optimization:アプリストア最適化)という言葉がありますが

ASOには

①キーワードマッチによるアプリ内からの集客と

②集客したユーザーに対するコンバージョンの2種類があります

世の中のASOの多くが「①キーワードマッチによるアプリ内からの集客」がメインになりがちなのですが

実は①の集客よりも②のコンバージョンが圧倒的に重要度が上です。

今回のダメなケースの事例はコンバージョンに影響がでます。

 

そして、もう1点知っておきたいことがあります

数多くのユーザーは

プロモーションの結果、そのアプリのストアページにやってきます。

しかしそのほとんどはアプリをインストールせずに、その場を立ち去ってしまうのです。

 

どんなにASO対応をやっても、来訪ユーザーの多くはアプリをインストールしません。

真面目にASOに取り組んでもインストールさせるのは大変で、アプリストアからのコンバージョンは低いのです

今回のケースは、そんな状況をさらに状況を悪化させてしまうわけです。

 

この2つを理解しているならば、今回紹介する事例がどれだけヤバいのか実感できると思います。

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ゲームアプリストアで絶対にやってはいけないゲーム紹介文の書き方3つ

①世界観訴求はアプリストア前にやってよ

アプリストアをみると、特にRPGなどストーリー重視のゲームは

ストアに掲載されている画像も紹介テキストも、大体が世界観訴求からはじまります。

 

アプリストアの冒頭から突然

「世界は崩壊した…」「そして僕たちは生き残った」

と言われても

ここからは、ゲームの中身が全く伝わりません。

 

まず知って欲しいこと、それは

アプリストアで世界観を訴求するのは非常に難しいということです

事前情報がない来訪者に世界観訴求をしても伝わりにくいですし

世界観訴求の効果は「人間の感情を動かせるか?」というところにかかっています。アプリストアの限られた面積、伝達手段、訴求に許された時間だけで

このゲームの壮大な世界観を伝えるのは本当に難しいわけです。

 

それよりもアプリストアに来訪したユーザーが知りたいのは

どんなゲームなのか?

何ができるのか?

自分が求めているゲームと一致するのか?

今遊んでいるゲームとはどこが違うのか?

インストールする価値があるのか?

ただそれだけです。

ここを乗り越えたらアプリをインストールするというわけですね。

 

世界観訴求が得意な媒体としては

YouTubeや、公式サイト、Twitterを使ったユーザーリレーションがあります

 

つまり

世界観訴求をするならアプリストアに来る前にやっておいてよ!

というわけです。

ここの話は結構深いのですが

アプリストアに来る前から試合は始まっていて、

「どういう経路で」「どんな事前情報を持って」「どんなコンディションで」

アプリストアに来訪するかで、最適なASOの中身が変わる

ということになります。

 

これはそのゲームタイトルによって対策が変動するので、タイトルごとにターゲットユーザーや各種施策を分析、複合設計して考える必要があります。

ASOって、これだけやっておけばOK

みたいなマニュアルは作れるのですが、それだけでは不十分でタイトルごとに最適なASOは異なるというわけですね

 

 

基本的なASOについては下記で書いていますが、実はこれだけではまだ不十分ということになります。

 

②よくわからない表現は使うな

アプリストアをみると頻繁によくわからない表現に遭遇します。

例えばこんな感じです。

 

正統派、本格派って何?

100万文字のテキストボリュームって何が凄いの?

やりこみ要素、手に汗握る大迫力ってどういうこと?

簡単操作ってどう簡単なの?

新感覚アクションっていうけど新感覚ってどんな感覚なの?

他にもさまざまなな「よくわからない表現」を見かけますが、いずれも、曖昧で的を得ない表現になります。

どう曖昧なのか?というと

これらの言葉は世代、ゲームにおけるバックボーンの違い、ターゲットユーザーの違い、好き嫌い趣味嗜好の違い、価値観の違いなど、によって解釈が異なる言葉になります。

 

それっぽい言葉を使って濁して、深く考えず逃げていたりする言葉と言ってもいいかもしれません。

そのくらい便利で使い勝手が良い言葉なんですよね

 

でも紹介テキストを書いている人は

俺ってイケてる紹介テキスト書けるじゃん!!スゲー!

と考えているかもしれません

 

そんな結果、アプリストアをみてもどんなゲームなのか全くわからないタイトルで世の中は溢れてします

 

ちなみに、話はずれますが

「お手軽訴求が効くターゲットもあれば、ネガティブに感じてしまうターゲットもいます」

ユーザーにどんな印象を与えるのは

それは

 

ユーザーのこれまでのゲーム体験

つまりバックグラウンドに依存します

 

そして

ユーザーのゲーム体験、趣味嗜好、バックグラウンドをグルーピングしたのがターゲットユーザー設定というわけです。

ターゲットユーザー設定って

ゲーム体験、趣味嗜好、バックグラウンドをグルーピングしたものなんですよね

そう言われるとターゲット設定に対するイメージが変わってきますよね

これはアプリストアに限った話ではなく

公式サイトから、あらゆるクリエイティブにも言えることです。

③日本語として意味不明

アプリストアをみると日本語として意味不明、違和感満載なタイトルもたくさんあります。

日本語としておかしい状態はアプリインストールに確実に影響を与えます。

 

だって、なんか怪しいイメージがあるじゃないですか

あとは、そもそも情報がわからない、伝わってこないというのもありますが・・・・

 

海外のゲーム会社によるタイトルでよく見られるケースなのですが、日本のゲーム会社でも普通に見られます。

アプリストアの紹介文は必ず第三者にレビューをお願いするべきなのですが

ここがちょっと難しくて、ただの翻訳における問題だけではなかったりするのです。

翻訳には3種類があります。ちょっと整理してみましょう

翻訳の種類 翻訳の内容 海外ゲーム会社で見かけるか? 日本のゲーム会社で見かけるか?
一次翻訳 外国語を日本語に直接翻訳しただけ。いわゆるgoogle翻訳にかけただけ
二次翻訳 日本語として読みやすい表現に体裁を整えた状態
三次翻訳 ゲームのカルチャーや世界観、ゲーム内容に合わせてチューニングをした状態

※話はズレますがゲーム本体においても2次翻訳で終わっていて、三次翻訳ができていないケースは結構あります。

一次翻訳だだけで紹介テキストが書かれているケース

google翻訳にかけたような日本語で書かれているゲーム紹介テキストは海外タイトルによく見られます。

意味はわからなくはないのですが、違和感しかないのでアプリインストールを躊躇ってしまいます。

特に海外のゲーム会社では非常に多くみられ、勿体ないですね・・・・

ゲームカルチャーや世界観に合った三次翻訳が足りていないケース

一次翻訳された日本語を日本語として違和感ないようにチューニングすることを2次翻訳といいます。

一般的な翻訳作業としては2次翻訳できれば合格なのですが、ゲームの場合は不十分なのです。

ゲームの場合はゲームカルチャーやゲームの世界観、設定に合わせた三次翻訳が必要になります。

三次翻訳までできて

ようやく正常に戦える状態になります。

この三次翻訳は海外タイトルに限らず、国内タイトルでもできていないものを多々見かけます。

どういうことかというと

ゲームを知らない、やったことがない、理解していない人がゲームの紹介テキストを書いているケースが非常に多いからです。

実はゲームの場合、ゲームを解った上で、ゲーム紹介テキストを書く必要があります。

もう少し踏み込むと

そのゲームのターゲットユーザーが理解できる共感できる表現や言い回しまで踏み込んでテキストを書く必要があるので、ただゲームを理解しているだけでも不十分です。

ただ文章をかけばいい、というわけではないんですね

まとめ

今回は「ゲームアプリストアで絶対にやってはいけない3つのこと」

それによって、あらゆるプロモーション効果が激減する恐ろしさについて解説しました。

 

ASOの基本的な対策については下記で述べていますが、それらとセットで対応することで、ゲーム事業において圧倒的な効果の違いがでます。

 

 

そもそも

「ASOなんてやったことがないし、重要性もわかっていない」

とか

「ASOの重要性は分かっているけどASOのスペシャリストが社内にいないから社外に依頼する」

というゲーム会社もいると思います。

でも、ASOって画像やキーワード最適化のテクニックだけ対応できる部分もあるのですが、それだけでは不十分であり、実はゲームマーケティングの深いところまで詰めきれていなければ本当の意味でのASOは実現できません。

それをゲームを理解していない、これから理解しなければならない社外に依頼するのってちょっとおかしいんですよね。(その場凌ぎ感が満載なのです)

だったら社内でASOのスペシャリストを育成して自社の資産にするべきです。

ASOスペシャリストが1人いると、そのゲーム会社におけるあらゆる事業においてプラスです。

なぜなら

 

同じ施策内容でもプロモーション効果が他社に比べてアップするからです

個別のASO対策と、社内でASOのスペシャリストを育成することもセットで、トロネコはサポートしていますので興味がありましたらご相談ください。

 

 

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