こんにちはトロネコです。
今回はトロネコにも問い合わせを頂くことが多い
アプリストアにおけるスクリーンショット画像の訴求内容についてお話します。
この記事を読むことで下記について理解する事ができます。
・アプリストアのスクリーンショット画像の訴求内容のサンプル事例
・選択した訴求によるメリットとデメリット
いますぐ業務に活用できる「使える情報」になりますので、ぜひ参考にしてください。
ゲームアプリだけでなく、あらゆるスマホアプリにも使えますよ。
アプリストアのスクリーンショット画像の構成要件パターン5つ
「アプリストアのスクリーンショットの画像作成をどうしよう・・・。」
「どんな訴求軸がいいのだろうか?」
「それによるメリットとデメリットは何だろう?」
そんな悩みを持ったことはありませんか?(多分、ありますよねw)
結論をお伝えすると
ゲームアプリストアのスクリーンショットの構成パターンは大きく分けて次の5つに集約できます。
この5つのパターンの中から、皆さんのゲームタイトルの戦略や属性に合うパターンを選んでスクリーンショット画像の構成を考えてみましょう。
①ゲームの訴求軸順
「ゲームの訴求軸順」とは
そのゲームの存在価値、強力なセールスポイントに順番をつけて、その順番でスクリーンショットを作成して掲載する方法です。
言い換えれば
マーケティング戦略に基づいた、ターゲットユーザーの心を動かす訴求軸の順番でスクリーンショットを作成して掲載します。
ちなみに、このパターンの場合は次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | そのゲームのセールスポイントをシンプルにターゲットユーザーに訴求できるので効率的にユーザー獲得できる。 |
デメリット | マーケティング戦略の策定が不十分だったり、間違っていると、不適切な「セールスポイント」を1番目に持ってきてしまう。
アプリのプロダクトフェーズによって獲得したい(獲得できる)ユーザー属性も変化していくので、スクリーンショットのセールスポイントも見直しが必要である。見直さず、ずっと初期のまま訴求していると効果が下がる |
踏み込んだ話をすると、「①ゲームの訴求軸順」は、このゲーム企画が作られ、開発された瞬間に、このスクリーンショット5枚に相当する「訴求軸」と「順番」が明確になっているはずです。
②インプレッション順(≒広告CV視点)
「②インプレッション順≒広告CV視点)」とは、そのスクリーンショットがユーザーの目を惹きつけ、アプリに興味を持たせ、インストールさせたくなるような訴求軸で掲載するという意味です。
シンプルに説明すると
そのゲームのWeb運用広告における広告クリエイティブで、CTR、CVが高い広告クリエイティブを高い順に掲載するイメージです。
実際にアプリストアで広告クリエイティブをそのまま流用することはストアのレギュレーション上難しいのですが、例えば
・推しキャラ訴求
・100連無料ガチャ訴求
・SRキャラもらえる訴求
といったような広告クリエイティブで獲得効率が良い訴求軸に相当するものを、アプリストアの1枚目に持ってくるイメージなります。
2枚目以降は、今回ご紹介している、他の訴求パターンを組み合わせて作成します。
ちなみに、このパターンの場合は次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | 訴求軸とアプリフェーズにおけるタイミングと、ターゲットユーザー属性が一致すれば、アプリストアによるCVが上がります。 |
デメリット | 広告的訴求に対して「飽き」「慣れ」「無関心」を持つユーザーも最近は増えてきたので効果は限定的という見方もあります。
アプリのプロダクトフェーズによって獲得したい(獲得できる)ユーザー属性も変化していくので、訴求軸も変えていく必要があります。ずっと同じままだと効果が下がります。 |
この方法は多くのゲームアプリで使っている手法ですが、一方で、そんな訴求をしても、「これからインストールしてプレイしようか迷っているユーザー」に対して、「SRキャラもらえる」「アイテムもらえる訴求」をしても、そのキャラやアイテムの価値が理解できないので、効果はかなり低下している、という事もあります。
③プレイサイクル順
「③プレイサイクル順」とは
スクリーンショットを使って、そのゲームのプレイサイクルを訴求することで
「ゲーム内容」「ゲームの面白さ」「プレイすることでどんな楽しことが待っているのか?」
インストールモチベーション、プレイモチベーションに影響を与える方法です。
プレイサイクル順は、さらに3つに分類されます。
ゲームの基本的な遊び方訴求
アクションゲームならキャラクターの動かし方、戦い方など一連のプレイサイクルをスクリーンショットを使って解説します。
初動の遊び方訴求(day7程度まで)
ゲームインストールから、day7くらいまでの流れをスクリーンショットで説明します。
その途中でプレイに役立つアイテムや報酬がもらえる訴求をするとさらに効果的です。
中長期の遊び方訴求(day60程度まで)
ゲームインストールから、day60くらいまでの流れをスクリーンショットで説明します。
これから遊ぶことで、将来的にはどんな世界が待っているのか?解説します。
ちなみに、このパターンの場合は次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | ゲームの遊び方=ゲーム内容を順を追って理解させられる
一定期間をプレイした結果の「状態訴求」ができるため、インストールモチベーション、継続モチベーション、継続率に効果ある |
デメリット | 「プレイサイクルの訴求=ゲームの中身を曝け出すこと」になります。
つまり、大前提としてゲームとしての面白さが担保されている必要があります。もし、ゲーム内容に課題がある場合は「プレイサイクルの訴求」はインストールモチベーション、プレイモチベーションに対する逆パブリシティになるリスクがあります。 |
もし、皆さんがマーケター、宣伝担当で「どうしようなく、つまらないゲーム」でも、なんとしても売らなければならない立場にあるなら、プレイサイクル訴求は、そのゲームのつまらなさを露呈させてしまうリスクがあります。
④スペック訴求順
「④スペック訴求順」とは、そのゲームタイトルの「スペック」を訴求する方法です。
例えば
「豪華声優参加」「キャラクター100人、アイテム1000収録」
「100人同時マルチプレイ」「1万人が集うサーバー」
「原作100話まで追体験」「フルボイス」「アナザーIFストーリー収録」
など、ゲーム内容に基づいたスペックを指します。
例えばニンテンドースイッチやPS4のパッケージの裏に記載されている「スペック訴求」に近いものがあります。これによって
インストールモチベーション、プレイモチベーションに影響を与える方法です。
「②インプレッション順≒広告CV視点)」が、広告クリエイティブ訴求でしたが、「④スペック訴求順」は違って、「ゲームファン向けの仕様訴求」といった感じになります。
ちなみに、このパターンの場合は次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | ゲームユーザーの訴求としては定番の施策として効果あり |
デメリット | そのゲームのターゲットユーザーの属性によってスペック訴求があまり通用しない場合がある
続編やIPタイトルなら効果は期待できるが、完全オリジナルの新規タイトルの場合、タイトル自体がそもそも知られていないため、スペック訴求をしてもユーザーの興味を惹きにくい場合がある |
⑤ライトからコア向け順
「⑤ライトからコア向け順」とは、
スクリーンショット左側にライトユーザー向けの訴求軸を掲載し
右にスクショをスクロールしていくほど、コアユーザー向けの訴求を配置する方法です。
これは
ゲーマー、またはコアユーザーほど、情報を深掘りするので4枚目、5枚目まで見てもらえる確率が上がります。
一方でライトユーザーほど1枚目で魅了させてインストールしないと、そこでアプリストアを離脱してしまいます。
よって、
ライトユーザーは1枚目のスクリーンショットでコンバージョンできるものを用意し
コアユーザーは5枚目のスクリーンショットで確実にコンバージョンできるものを用意する
といった感じで、あらゆるユーザーに満遍なく対応するためのスクショ構成になります。
ちなみに、このパターンの場合は次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | 広範囲に渡ったユーザー属性をターゲットにするようなタイトルでは有効 |
デメリット | ライトからコアユーザーまで、情報が混在するため、伝えたい情報が散漫になるリスクあり |
まとめ:ストアスクショによる獲得効率アップのために
今回はアプリストアのスクリーンショットの構成について5つのパターンをご紹介しました。
まずは、どのパターンが皆さんのゲームタイトルに合うかチェックして頂きつつ、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
とはいえ、ただスクショを作るだけでなく、必ず下記もセットで実施するようにしましょう。これが抜けていると効果を発揮できません。
というわけで今回はここまで!