【ゲームの仕事は究極の遊び】ゲーム開発やマーケティングを夢中で楽しめないなら成功しない

キャリア・人生

こんにちはトロネコです。

皆さん、お仕事頑張っていますか?

ゲーム業界で仕事をしている人の多くが、仕事を頑張っています。

でも、ゲームって、なかなか結果が出ないものです。

頑張っているのに結果が出ない、そんな状況でも諦めずに頑張っても結果が出にくいのがゲーム事業の難しさでもあります。

でも、結果が出ないのには理由があるのです。

しかもゲーム事業ならではの理由がここにはあるのです。

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ゲームの仕事を「仕事」としてやっている限り結果は出ない

残念な話ですが、ゲーム会社で働いている人の全てがゲームが好きとは限らないのです。

いやむしろ、ゲームなんて好きじゃないし、仕事として割り切ってやっている人も多かったりします。だからゲーム会社から転職する際も

ゲーム以外の全くの異業種に転職する人も多いのです。

でもゲームに対して命を削って人生をかけている人から見ると、これはありえない話です。

実はゲームの仕事を「仕事」としてやっている限り、結果は出ません。

 

なぜなら、ゲーム事業は論理的思考や数字的な感覚で成功確率を高めることは可能ですが、成功を左右する大きな要素はそれとは別の部分にあるからです。

「ゲームは人間の感情を動かすエンタメですから、論理的思考や数字だけで語れないのです。実際にゲームを遊ぶユーザー視点で物事を考え、ユーザー視点の感情を持てないと、うまくいきません」

 

ユーザー視点とゲーム会社視点のギャップが大きいほど、ゲーム事業はうまくいきません。うまくいっているゲーム会社って、自分たちの作ったゲームを、いちユーザーとしても楽しんで夢中になって遊んでいるものです。

 

ゲームにおいて「面白い、感動した」といった感情を動かす部分は、数値化しにくい、一見無駄にでも思える部分から生まれます。

でもゲームを仕事としてやっている以上、これら一見無駄と思えることは、無駄以外の何者でもないと考えて全力で排除しようとします。なぜならあくまでもゲーム事業はお金を稼いで利益を出すための「手段」に過ぎず、無駄を排除することが利益を出すためには必要だからです。

 

これについては下記の記事で詳しく書いていますが、本当に無駄なこと、必要なことの判別ができない人の多くが、ゲームの仕事をただの仕事と考えている傾向にあります。

でも一見無駄なことにこそ、ゲームとしての面白さが詰まっています。

ここに気づけない会社は、現在、本当に厳しい状況に陥っているのです。

 

もう少しわかりやすい例をあげて見ましょう。

ゲームの仕事を仕事と見ている人 ゲームの仕事は遊びのように夢中になっている人
仕事の目的 給料をもらうこと ユーザーに楽しんでもらこと、そして自分自身が楽しむこと
仕事に対する姿勢 与えられた仕事(タスク)を期日までにやろう どうやってユーザーに楽しんでもらえるだろうか
視点 ゲーム会社視点 ユーザー視点

ゲームの仕事を遊びのように夢中になって楽しんでいる人は、「ユーザー視点」で世の中を見ることができます。

仕事としてやっていると、仕事はあくまでも給料の対価であり、給料をもらうために仕事をするようになるため、ゲーム事業でもっとも大切な「ユーザー視点」を見失ってしまうのです。

 

別にサービス残業をしてブラックに働け!!といっているわけではありません。

毎日定時に会社を退社しても、夢中で楽しんでいる人の仕事は質が全然違うし、むしろ、長時間働くことでは結果が出ない無意味さを知っています。

 

KPIを分析したり

マーケティングとはこういうものだ!とった数字だけを提示したり

資料を作ったり

そういったことを仕事とだと考えてしまいがちですが、それだけではゲーム事業はうまくいきません。

 

なぜなら、ゲームとは数字だけでは100%の分析が困難な

人間の感情に訴えかける、魂を揺さぶれるかが成功を左右するからです。

 

ならば感情論だけ上手くいくのか?というとそうではなく

論理的思考と感情的思考のミックスが必要になります。

ここに踏み込めるか?はゲームの仕事を仕事として捉えているか、それとも夢中になって仕事を遊びのように楽しんでいるかによって大きく変わるのです。

ゲームは好きですか?夢中になって人生を賭けられますか?

ゲーム会社で仕事をしているから、ゲームを遊んでいる人がいます。

そのゲームの担当をしているから、そのゲームや競合タイトルをプレイしている人もいます。でも担当を外れたり、別の会社に転職するとゲームをしなくなる人が多いのです。

こういった人はそもそもゲームが好きではなく「ビジネス上のゲーム好き」に過ぎません。

ゲームに対して夢中になって楽しんでいて人生を賭けられている状態ではないのです。

誤解がないように再度お伝えすると「別にサービス残業をしてブラックに働け!!」といっているわけではありませんよん

 

そして、別に根性論を話しているわけでもありません。

ちょっと話を変えましょう。

多くの人が、毎日の生活や、仕事において「諦め」と「妥協」の狭間で生きています。

この判断がベストだ!と自分の中では決断していても、それは、都合よく自分を納得させているだけで諦めと妥協をしているだけです。

でも、時間を忘れて楽しんでいる大好きなこと、趣味でもいいのですが、そういったことは「諦め」とか「妥協」という思考そのものが存在しません。

 

ゲームが好きで好きで、ゲームの仕事を夢中で楽しめている人は、「諦め」や「妥協」とは無縁であり

なぜ

なぜ

なぜ

を常に繰り返しながら生きています。

だから結果的に仕事の質が違うし、ユーザー視線を忘れることもないし、「ま、これでいいか」といういい加減なこともしなくなります。

ゲーム開発やマーケティングには予算と納期がありますので、どこかで決断はしなければならないのですが、でも制限の中で最大限のベストパフォーマンスを諦めないのです。

だから、ゲームの仕事を遊びのように夢中で楽しんでいる人が手がけたゲームや、プロモーションは楽しいし、実際に成功の確率も上がるのです。

しかし、そうでないゲームの場合はなかなか成功できません。

・ゲームの面白さそのもの

・ゲーム運営施策

・公式サイトやアプリストアの画像やテキスト

・SNS運用から動画制作

ありとあらゆるものが、「どこかで見たような既視感のある退屈なゲームみたいなもの」になってしまいます。

まとめ:ゲームの仕事に本気で夢中になりたいならどうするべきか?

今の自分はゲームの仕事に対して夢中になれていないかもしれない。

でも、夢中になりたい!

そう思うならおすすめの方法があります。

「ゲーム開発やゲームマーケティングは夢中で楽しんでいる人と仕事をする」

仕事を超えて夢中になって楽しんでいる人と一緒に働いてみてください。夢中になるとはどういうことか、わかるようになります。

 

夢中になって仕事を楽しんでいる人ほど下記とは無縁です。

・小手先のテクニックや仕組み

・インフルエンサーで瞬間的にユーザーを獲得したり

・見せかけのKPIを作ることに奔走したり

・仕事を取ること、受注を取ることが目的なっている

・自分の価値やキャリアを上げる、昇進してお金を稼ぐ

・過去の栄光にしがみつく

 

すごく理想ばかりに聞こえるかもしれません。でも20年以上、ゲーム業界で働き、現在マーケティングの会社を経営していますが、その中でわかったことは

「ゲーム事業は仕事を夢中で楽しめないと、うまくいかない」

ということなのです。