【成功に近づくヒント】覚悟を決める→限界突破し続ける
こんにちは
マーケティングスペシャリストのトロネコです。
トロネコは20年以上もゲーム業界でマーケターとして生きてきました。
プロフィールでも書いていますが関わったゲームタイトルは60以上(厳密には家庭用ゲームは同一タイトルで複数プラットフォーム展開もするので、それらを入れると100タイトル近くになります)
ゲームの最初から最後までマーケターをやってきました。
そして最近、会社設立をしましたが、様々な人生経験をしてきました。
この記事を読んでいる皆さんは、きっとトロネコよりも若く、これからのゲーム業界を背負っていくモチベーションに溢れていることでしょう。
今回はそんな皆さまより少しだけ長生きしてきた者として、ゲーム事業で成功するために必要な5つのことをお話します。
ゲーム事業で成功するためには、スキルも経験も必要だけど
それ以上に重要なことは、今回ご紹介する5つのことだとトロネコは20年以上のお仕事を通して確信しました。少しでも皆さまの今後の人生のお役に立てれば幸いです。
ゲーム事業で成功するために必要なたった5つのこと
お題としては「ゲーム事業で成功するために必要な5つのこと」としていますが、実際のところは、ゲーム事業に関係なく、あらゆるお仕事にも置き換えることができると思います。
ただしゲームとは嗜好性が高い商材であり、
特にスマホゲームはトレンドも技術も流行り廃りが激しい商材です。
そしてゲーム業界には「安定」とか「安泰」という言葉はなく、常に変化し続けますのでタフなメンタルとフィジカルの両面が必要です。
それゆえに、このゲーム業界で成功を残すためには今回紹介する5つのことが必要であり、そして、この5つだけ全部カバーできます。これがゲーム業界で20年以上に渡ってマーケターをやってきた上で得た結論です。
この5つについて、ひとつずつ解説していきましょう。
①覚悟を決める
「覚悟を決める」
あらゆる仕事において重要なことです。
でも、一般的な「覚悟」ではなく、「退路を断つ」くらいの覚悟がなければゲーム業界で本当の成功は得られません。
ゲームクリエイターの中には人生をかけて、命を削ってゲーム作りに没頭している人がいます。
そのような人はまさに「覚悟が決まっている状態」です。
ゲームクリエイターで覚悟が決まっている人ということで、トロネコがすぐに思い浮かぶ人は2人います。ひとりは「龍が如くシリーズ」の名越稔洋さん
もうひとりは独立してデスストランディングを生み出した小島秀夫さんです。
「命削って作ってきたんでね」小島秀夫56歳が明かす『デススト』誕生までの“誤算と孤独” | 文春オンライン https://t.co/kZenu5ukai
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) December 29, 2019
このお二人はあまりにもレジェンド過ぎる方ですが、若い世代にも覚悟が決まっているクリエイターはたくさんいます。
しかし、一方でゲームマーケティング領域で覚悟が決まっているマーケターはどれだけいるでしょうか?
わたしトロネコも若い頃は覚悟が決まっていませんでした。
「ゲーム業界をマーケティングから変えていきたい!」と思いながらも、目の前の仕事をこなすことが精一杯で行動が追いついていなかったからです。
生きていくために毎月お金は必要です。
でも、お金は最低限あれば生きていけます。
お金とかを超えて小島秀夫さんのように「命を削ってゲームを作ってきた」と言える覚悟が、本当にゲームで成功を収めるためには必要なのです。
最近、会社設立しましたが、覚悟は一層決まりました。
「マーケティングからゲーム業界を変えていきたい」と思っています。
②仕事を超えて楽しむ
「お金のために仕事をする」
「仕事をしたからお金をもらう」
これらは仕事をする上ではごく普通で当たり前のことです。でもゲームの仕事を仕事と考えている状態では、仕事以上の結果は出ません。
これは毎日8時間を超えて残業をしよう!サービス残業をしよう!という話ではありません。
時間と比例する話ではなく、仕事を仕事を超えて楽しめるのか?
という点が重要なのです。
ならば
「仕事を超えて楽しめるように気持ちを切り替えていこう」
ではなく
「気がついたら楽しくて仕方なくて没頭していた」
という状態に偽りなき自然な気持ちで没入できるのか?という点がポイントです。
そのような状態になれるかは、本当にその仕事が好きなのか?自分自身に素直に向き合えるかが重要になります。
③ポジティブ思考に染まる(メンタル面)
ゲーム業界で働いているとメンタルで病んでしまう人が結構多いものです。
その原因は2つに分類できます。
経験不足からくるもの
年齢を重ね経験を積んでしまえば、大したことがないと感じることも、経験不足の状態で直面するとメンタルにきてしまう事があります。これを解消するには、ただ愚直に経験を積んで免疫と耐性をつけるしかありません。
できれば若い頃から辛くてしんどいことを率先して、段階的に体験しておくことで免疫と耐性を少しずつ積み上げることができます。
人間関係に起因するもの
世の中には様々な人がいます。そして人間には相性というものがあります。多少の相性の悪さはなんとかなるものですが、残念ながら世の中には、常識を超えてなんともならない人もいるのです。そのような人とは無理に付き合わず速やかに距離を置くことをおすすめします。
これら2つの要素は人間をネガティブに染めてしまう原因となります。でも、排除することで常にポジティブ思考で前向きにいられるようになります。
同じ場所にずっといると、自分にとってはその場所しか世界がないような錯覚を受けるものですが、世界は無限に広がっているのです。まさに井の中の蛙になりがちです。
④体を鍛え健康になる(フィジカル面)
仕事をする上で健康であることは重要です。
ゲーム業界で仕事をしているとメンタルだけでなくフィジカル面も重要になります。例えば家庭用ゲームではゲームの全国津々浦々でリアルイベントを実施することもあるのですが、これをやりきるにはフィジカル面も重要になります。
ゲーム開発やアプリ運営においては徹夜で作業をしなければならない場面も出てくるでしょう。
よって、ただ健康なだけでなく、タフな体を作っておく必要があります。トロネコもいま体を鍛えていますが、体が鍛えられるとメンタルも鍛えられますので相乗効果があると実感しています。
実際のところ世の中にはタフでエネルギーに溢れた人がいっぱいます。タフであることは強力な武器であり、圧倒的なアドバンテージになります。
⑤限界突破し続ける
限界突破し続けるとは
常に学ぶことをやめず、日々自分自身をアップデートしていくという意味です。
その結果、経験や年齢を重ねても日々成長実感を感じられる状態を維持し続けるということでもあります。
残念ながら年齢を重ねると限界突破に対する実感やモチベーションが低下していくのは事実です。
でもゲーム業界は「安定」とか「安泰」という言葉とは無縁であり、限界突破できなくなった時点で戦えなくなってしまいます。例えるならば最新のOSにアップデートせず、ずっと古いOSで戦っているような状態になってしまいます。
限界突破し続ける方法は凄くシンプルです。次のパートでお話することを捨てればいいだけですから。
限界突破する上で無駄なこと・捨てるべきこと
①覚悟を決める→②仕事を超えて楽しむ→③ポジティブ思考に染まる(メンタル面)→④体を鍛え健康になる(フィジカル面)→⑤限界突破し続ける
このような順番でお話しをしてきました。
ならばどうすれば限界突破できるのか、これについて最後お話しをします。
方法は非常にシンプルで、次の5つのことを捨てるだけで限界突破し続ける状態を作り出すことができます。もし、これを読んでいる皆さんが成長実感を感じなくなってきたり、自分の成長が停滞していると感じるているなら試してみてください。
プライド
高いプライドは限界突破の障害になります。なぜならプライドが邪魔して「いまの自分」を否定できないからです。限界突破の源泉は現在の自分を否定することから生まれます。
他人との比較・他人への嫉妬
誰かと比較して、その人を越えよう!というモチベーションは自己成長につながりますが、その代わり、超えたい相手の水準に依存してしまいます。
つまり他人との比較は、自分の限界突破レベルの上限を制限してしまう恐れがあるのです。
そもそも比較や嫉妬をすること自体あまり意味がありません。人はどうでもよくて、自分自身がどうありたいか、が重要です。
過去の栄光や実績
過去の栄光や実績に縛られて生きていくことは、現在進行形の限界突破において障害になります。なぜなら過去の栄光や実績が自分にとってピークであり、いまは過去と比べると下り坂という位置付けになってしまうからです。
転職就職活動において過去の実績はアピールに使えますが、自分自身の限界突破においては過去の実績は忘れてしまいましょう。
それよりも、いま、明日、何ができるのかが重要です。
固定概念
「こうあるべき、これが正解で、あれは失敗」
このような固定概念は必ずしも正解とは限らず、時代の変化や技術の進化によって不正解となってしまう場合があります。また固定概念を持つことは、それに縛られ新しい概念を取り込む上での障害にもなります。
行動を伴わない評論家
行動が伴わない評論家であり続ける限り、限界突破はできません。
別に評論家でもいのですが、必ず行動を伴いましょう。実際にやってみて、試してみて、その上で評論することで自分自身をアップデートできます。
行動が伴わない評論家は過去の知識や見聞きした既知の情報を組み合わせたアウトプットに過ぎないため、そこから何かを発見し自分自身をアップデートしにくいというわけです。
まとめ
今回はいつもと異なるテーマで書いてみました。
これを読んでいる人は年齢も経験もバラバラでしょうし、ゲーム業界に対する思いも様々でしょう。
今回話した内容が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。