【いますぐ改善】ゲームアプリストアの内容を見直すだけでユーザー獲得は大幅に改善できる

スマホゲーム

こんにちはトロネコです。

今日は非常にシンプルながらも、お金も工数もかからず

今すぐできるゲームアプリのインストール促進方法についてお話します。

インストール数を稼げるだけでなくCPIも抑えることができます。

では何をすればいいのか?

今回は「アプリストアの記述改善」についてのお話です。

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全てのゲームアプリはアプリストアを経由してインストールされる

全てのゲームアプリは必ずアプリストアを経由してインストールされます。

(Androidのゲームとかでは一部例がありますが、それはレアケースです)

基本的に全てのゲームアプリは、必ずアプリストアを経由してインストールされることになります。当たり前の話ですよね。

でも、当たり前のことだけど、実は多くの人がこの事実を理解していません。

 

例えば「トロネコパズル」という架空のゲームがあるとしましょう。

我々は「トロネコパズル」のアプリストアに来訪したユーザーは誰でもゲームをインストールする可能性が高いと考えがちでが、これは大変な間違いです。

むしろ、多くの来訪者はアプリストアに来訪しても「トロネコパズル」をインストールしません。

デジタル広告、SNSからの誘導、事前登録からの誘導など、「トロネコパズル」のアプリストアに来訪するユーザーの「状態」は様々なので、そのユーザーの状態によって変動はするものの

1,000人を「トロネコパズル」のアプリストア該当ページに誘導しても、大体20%から5%くらいの振れ幅はありますが、そのくらいしかインストールしないのです。

このレンジの振れ幅の違いは、アプリストアに誘導したユーザーの状態(誘導方法や集客方法によって変動)によります。

大体20%から5%まで振れ幅があるなんて、「集客経路とか手段って重要なんだね」という話もあるのですが、これはまた別の話になるので今回は触れません。

でも、80%から95%はインストールしないのです。

※事前登録からの誘導ならもっとインストール率は高くなりますが、ここでは全てのユーザーの平均値として考えてください。

ここまでは、すごく当たり前の話をしています

 

では、なぜ、80%から95%はインストールしないのか?ここが問題です。

当然ながら、先ほど出てきた「ユーザーの集客・誘導方法」も影響を受けますが、それ以上に大きいのは、「アプリストアに掲載されている情報」による影響が大きいのです。

アプリストアは誰もがインストールをする上で通る最後の関所なのです。ここで使われている下記の情報はユーザーのインストールに大きく影響を与え、これらを改善最適化する方法としてASO(App Store Optimization:アプリストアの最適化)が存在します。

しかし、多くのASOとは

「アプリストアの検索結果の上位表示させることでダウンロードを促進させること」

これがASOの定義として考えられていますが、実はこれも間違いです。

上位表示による認知拡大はあくまでもASOの一部であり、「トロネコパズル」のアプリストアの該当ページに来訪させる「きっかけ」「入口」に過ぎません。

問題なのは来訪させた上、実際にインストールしてもらうという点にあるのです。

ASOを考える場合は「上位検索表示」と「インストール転換」の2つをセットで考える必要があって、さらに「上位検索表示」よりも「インストール転換」の方が何倍も重要なのです。

ASOについてはこちらの記事で詳しく書いていますので、ここではあまり深く触れません

アプリストアに来訪したユーザーのインストール転換には、アプリストア内における次の要素が影響しています。

・アプリアイコン

・画像や動画

・説明文(ディスクリプション)

・レビュースコア

・レビューの中身

アプリアイコン、画像や動画、レビュースコアなどを改善する方法はありますが、工数がかかりますので、今回はここでは触れません。

今回はその中でも、

お金も工数もかけずに今すぐ改善できる「説明文(ディスクリプション)」に絞ったお話をします。今すぐ改善できる話です。

 

アプリストアの記述をちゃんと考えて作られているか?それだけでゲーム外のプロモーション効果は大きく変わります。

そして繰り返しになりますが、アプリストアこそ最も重要な場所なのです。なぜなら、あらゆるユーザーが必ずインストールをする上で通る最後の関門だからです。

 

アプリストアを見てもどんなゲームかわからないゲームが非常に多い

最近、仕事柄いろいろなゲームアプリのアプリストアを見ることが多いのですが、そこに書かれているゲーム内容を見ても、ゲーム内容が全く理解できないゲームが非常に多いと感じています。

すごく端的にまとめると

当たり障りのない、どこかで聞いたような言葉が羅列されているだけで

どんなゲームか、さっぱりわからないアプリストアの記述が実に多いのです。

TVCMを見て、アプリストアのページにたどり着いて、このゲームってどんなゲームなんだろう?と思っても、よくわからないゲーム紹介しか書いていないゲームが本当に多いのです。

なぜよくわからないアプリストア内の説明文(ディスクリプション)が書かれるのか

なぜ、よくわからないゲーム説明がアプリストアに書かれるのか?書いた本人に聞くしかないのですが、次のような原因が推測できます。

・書いた人がゲーム内容を理解した上で説明を書いていない

・書いた人のライティング能力が低い

・そのゲームのターゲットユーザーを理解した上で書いていない

・どんな訴求がインストールにつながるか理解していない

・そもそも文章としておかしい(意味が通じない)ケースも多い

ゲーム内容がわからないアプリストアの記述を、おかしいと思わずにそのまま掲載して放置しているゲーム会社としての姿勢も疑問がありますが、「おかしいと気づいていないケース」もあるので結構深刻な問題かもしれません。

アプリストアの記述の多くは、ゲーム開発の現場やプロモ担当者が書いているケースが多いのですが、客観的にみると本当にゲームの内容が不明で、実際に遊んでみると

「あれ!?このゲーム面白いじゃん」

とゲームの面白さに気づくケースも多いのです。

つまり、アプリストアの記述が適切でないゆえに、大きな損をしている可能性が大きいのです。

 

では、なぜこんな事態が起こるのか

それはゲーム紹介文を書いている当人の問題にもよりますが、大きな原因としてはアプリストアに対する重要性を誰も理解していない、という点にあるかもしれません。

 

でも、繰り返しお伝えしますが

全てのゲームは必ずアプリストアを経由してゲームインストールします。

こればかりは変えようがないのです。

どんなに面白いゲームを作って、プロモーションで集客しても、アプリストアは必ず経由する必要があるのです。

デジマの効果が上がらないんだよね・・・・

それってデジマのクリエイティブやメディア選定以前にアプリストアの問題かも!?

デジマ担当者でアプリストアに対する課題感とか持っている人ってどれだけいるでしょうか?

重要性は理解していても、

どこまで時間をかけて改善に取り組んでいる人がいるでしょうか?

でも、デジタル運用広告もその誘導先はアプリストアの該当ページなのです。

今すぐできる!アプリストア改善方法

今回は今すぐ改善できるインストール改善方法ということなので、アプリストア内のゲーム説明についてご紹介しましょう。

これからご紹介する3つのポイントを考慮するだけでも、ゲーム紹介テキストはかなり改善できます。

どんなゲームなのか?

このゲームはどんなゲームなのか?

一般ユーザー視点で実際にゲームを遊んでみて、このゲームの内容を冷静にまとめましょう。例えば下記のような軸でどんなゲームなのか、書き出してみましょう

・コンセプトとテーマ(世界観や伝えたいこと)

・ゲームジャンルに基づいたプレイ内容(どんなゲーム体験ができ、どんな楽しさがあるのか)

・どのようなやり込み要素があるのか(マルチプレイとか、キャラ育成とか)

上記のようなゲーム内容を単純に

「ファンタジー世界で」「運命に導かれた勇者たちが」「冒険するRPGで」「マルチプレイが楽しめる」「キャラ育成ができる」

というありがちな表現ではなくて、具体的に

・どんなファンタジー世界なのか

・どんな運命に導かれた、どんな勇者なのか

・RPGとしてどんな遊びあって

・マルチプレイで何が楽しくて、どのようにキャラ育成できるのか

掘り下げてみましょう。

ここが掘り下げられていないゲーム紹介文が非常に多いので、どれも同じような特徴のないRPGに見えてしまうのです。

このゲームのターゲットの心を動かす、このゲームの魅力は何か?

その上で、このゲームのターゲットユーザーは誰なのか?もう一度確認してください。

このゲームの戦略上のターゲットユーザーは誰ですか?

・年齢、性別

・趣味嗜好、好きなゲームジャンルや世界観

・今、他で遊んでいるゲームアプリは?

・可処分時間と可処分所得

・彼らがゲームを選ぶ基準とゲームを遊ぶ基準は?

この辺りのターゲット選定はできていますか?できているなら、そんなターゲットユーザーの心を動かす、このゲームにおける訴求軸も明らかになるはずです。

実は多くのケースで、このゲームのターゲットユーザーが明確になっていないのです。つまりマーケティング戦略なきゲーム配信がされているケースが多いのです。

ちなみに

「30代男性社会人アニメ好き」

これはゲームのターゲティングとしては全くを持って不十分です。ターゲットユーザーの設定ができていないのと同じです。だから彼らの心を動かすゲーム紹介文が書けないのです。

まずはちゃんとマーケティング戦略を作りましょう。そしてターゲットユーザーを明確にしましょう。

どんな言葉ならその魅力が適切に伝わるか

「どんなゲームなのか」「どんな魅力があるのか」

これらが明確になれば、あとは適切な言葉を選んで魅力を伝えるだけです。

その場合に使う言葉は「ユーザーが理解できる言葉」でなければなりません。

このユーザーが理解できる言葉とは、そのゲームのターゲットユーザーの属性にもよりますが

・どんなゲームなのかイメージできて

・そのゲームの魅力が伝わる言葉

である必要があります。

 

これはゲームによって変動するのでここで具体例をあげるのはできないのですが、下記の記事は参考になると思います。少なくても「新感覚」というワードは適切な言葉ではないのです。

まとめ

今回は今すぐできる対策ということでお話しましたので、アプリストアのゲーム紹介文に絞った話をしました。ただし実際のところは

・アプリアイコン

・画像や動画

・説明文(ディスクリプション)

・レビュースコア

・レビューの中身

といったものが複合的に関係して、ゲームのインストールに大きな影響を与えます。つまりゲームインストールに関するASO(App Store Optimization:アプリストアの最適化)対策が必要なのです。

もし興味がございましたらトロネコではトータル的にASO改善のサポートも行っています。

「アプリストアの検索結果の上位表示させることでダウンロードを促進させること」

一般的にこれがASOの定義として考えられていますが、実はこれは間違いです。

上位表示による認知拡大はあくまでもASOの一部であり、アプリストアの該当ページに来訪させる「きっかけ」「入口」に過ぎません。

重要なのは来訪させた上、実際にインストールしてもらうという点なのです。

もし興味がありましたら、こちらまでご連絡ください。

ということで今回はここまで!