「強い意志に基づいたWill」さえ実行できえば人生はうまくいく
こんにちは
マーケティングスペシャリストのトロネコです。
今回はゲームマーケティングからやや離れてキャリア、人生についての考え方についてお話します。
「自分はこれからどうなりたいのか?」
そう考えた時、人生、キャリアを客観的に分析するための自己分析のフレームワークとして
Will
CAN
MUST
といったワードを使った方法があるのをご存知ですか?
このフレームワークは転職活動の面接ではかなり使えます。
例えば
Will(やりたい)→弊社への志望動機は?入社した後、最終的に何をしたいの? CAN(できる)→スキル的に何が他の人と比べても強みなの? MUST(しなければならない)→最低限、何ができるの? |
といったように
この3つが整理できていれば、面接官の質問に対する回答に困ることはありません。なぜなら面接官の質問はほぼWill、CAN、MUSTから構成されるからです。
しかし、近年、企業は社員の副業を解禁し、むしろ推奨するようになり、そして終身雇用は完全に崩壊しました。
いままでは当たり前のように考えていた自己分析のフレームワークが時代に合わなくなってきたかも・・・・とトロネコは思うのです。
その結果
これからは「強い意志に基づいたWill」を持っている人が生き残れるかも
という話をしたいと思います。
【目次】
・自己分析のフレームワークとは? ・これまではWillよりもmust、canが重視されてきた ・これからは「強い意志に基づいたwill」 が必要 ・「強い意志に基づいたWill」さえ実行できえば楽勝 |
自己分析のフレームワークとは?
そもそも自己分析のフレームワークとは何なのか?
ご存知がない人もいますので、まずはここから説明していきましょう。
自己分析のフレームワークはWill、CAN、MUSTの3つから構成されます。
結構メジャーなフレームワークらしのですが
すいません、私も最近までこの存在をあまり知りませんでした。
Will→やりたいこと
CAN→いまできること
MUST→最低限やらなければならないこと
この3つで円を描いて重なりあった場所が
自分自身が目指すべき目標になるというわけです。
この円を
・いま
・2022年
・2023年
といったように時間軸で描けると
短期的なビジョンを描く上でのヒントになります。
いまはこんな状態だけど、来年、再来年にはこうなっていたい!
そのために今、何をすればいいのか?
といった自己整理ができるというわけですね
これまではWillよりもMUST、CANが重視されてきた
会社員として会社組織で仕事をしていると、これまでは
Will→やりたいこと
よりも
CAN→できること
MUST→最低限やらなければならないこと
を最優先で考えるよう上司からは指摘されてきました。
組織の一員として、会社に貢献するためには
本人の意志よりも、CAN=いまできること、MUST=最低限できること
をやることが重要とされてきたわけです。
なぜなら、従業員のCANとMUSTを結集することが「会社において組織力で結果を出す」という目的においては達成確率が高いからです。
しかし、企業が社員に対して積極的に副業を推奨し
あのトヨタが終身雇用は保証できないと宣言する世の中は、
企業側からすれば
「これからもCAN、MUSTを頑張って欲しいな。でも、これからアナタの人生は会社としては保証できないよ」
と言っているようなものです。
保証がなくなった時点で、我々は会社だけに頼らず生きていくしかなくなるのですが、これまで通り、CAN、MUSTだけをやっているだけでは、生き残れないのは明らかです。
なぜなら、CAN、MUSTってどちらかというと会社視点で作られたフレームワークであって、会社に属しているからこそ使えたスキルだと考えるからです。
なぜなら、CAN、MUSTってどちらかというと会社視点で作られたフレームワークであって、会社に属しているからこそ使えたスキルだと考えるからです。
会社で生き残るだけを考えるなら、これまでは「CAN」と「MUST」だけをやっていればよくて、
「CAN」と「MUST」ができる人が優秀な人として評価されていました。
むしろ「Will」なんて、会社の経営層からすると、ちょっと面倒臭いと思う人もいたかもしれませんね
でも、Willは皆さん自身が成長するためのモチベーションになるものであり、終身雇用の崩壊により会社による人生の保証がなくなってしまった以上、自分自身が常に成長し続けなければ生き残れません。
もう、自分の力で生きていくしかない時代になりつつあるので、「CAN」と「MUST」ができるだけでは生き残れず、「Will」が今後重要になるというわけです。
これからは「強い意志に基づいたwill」 が必要
副業解禁、終身雇用崩壊によって何が起こるのかというと
我々、会社員は、期間限定で仕事を受けている個人事業主みたいな
存在に今後変わっていくと思います。
個人事業主は保証もなく、常に競争にさらされているわけですから
CANやMUSTだけでは仕事を獲得し続けることはできず、常に成長し続けて価値を出さなければ雇ってもらえません。つまり
「強い意志に基づいたWill」がなければ成長していけません。
だから、会社員にもWillが重要になってくるわけですが
そういう話をすると、上司は顔をしかめてこう言うでしょう。
「会社員なのだから、意志よりもできることを黙ってやれ」
「まずは、やるべきことをやってからの話だ」
この時点で、この上司は時代に取り残されています。
個人の意思よりも、労働者として給料に対する対価を求めている発言だからです。この上司も会社に依存し続けることで生きていけますが、今後、世の中の状況が変わると厳しくなるでしょう。
それは置いておくとして、強い意志を持ったwillがこれからの世界を切り開いていくのは間違いありません。
わかりやすい例としてはYouTuberがあげられます。
できること、最低限やらなければならないことよりも、
まず自分がやりたいことを最優先で考え
やりたいことを実現する上で自らの能力で不足している
CANやMUSTをWillを突き通す中で学び身につけていくのです。
やりたいことをやっていく中で、自分の未熟な部分を学び、武器を拾い、自己成長していくイメージです。
2014年に放送されたYoutubeのTVCMでも話題になった
「好きなことで生きていく」
はまさに強い意志を持ったWillで生きていくこと、そのものを表現しています。
当時は、時代がまだ追いついておらず、なんのことかわからなかった人も多かったと思いますが、現在、youtuberは普通に世の中に存在する世界になっています。
もう6年前に「Youtubeそのもの」は今回のテーマである自己分析のフレームワークが時代に合わなくなっていることを知っていました。
このCMでは、MUST、CANよりもWILLが需要だということを伝えたかったのです。
今となっては日本を代表するトップYouTuberになったHIKAKINさんでさえ、
2007年に初めて投稿した動画は今からは想像がつかないほどクオリティの映像でした。
当時のHIKAKINさんはCANやMUSTもできなかったかもしれない。
しかしCANやMSUTを無視して Willを突き通したことが、
今の成功に繋がっているのは明らかです。
とはいえ、会社員がすぐにダメになるというわけではありません。
しかし、現状に満足して、ただ会社のために働いているだけでは、もう生き残れない時代です。
すぐに会社員がダメにはならないと思いますが、これまでにないスピードでダメになっていくし、その状況を実感できる時代が来ている!!!
そうのくらいの危機感は持っておくべきです
転職、起業を推奨するわけではありませんが、その選択肢を全く考えないで、毎日を生きている状態は人生においてリスキーです。
「強い意志に基づいたWill」さえ実行できえば楽勝です
極端な例をあげると、世の中の殆どの人、99%以上の人が「いま頭の中で考えたこと」をすぐに実行することができません。
ブログをやりたいな→書かない
Youtuberになりたいな→動画をつくらない
転職したいな→転職しない、起業したいな→起業しない
といった感じです。
仮にブログを書いたとしても、続けることができるのはごく一部です。
なので、強い意志に基づいたWillが実行できれば99%の人に対しては完全勝利です。
そして、実際の戦いとは、残り1%の中での戦いに過ぎなかったりします。
また、強い意志に基づいたWillを持っている人でも
その使い方を間違えている人が多いです。
イメージしやすい例として英会話があります。
・海外旅行に行きたいから英会話を学ぶ
・外資の会社で働きたいから英会話を学ぶ
これは従来のCANを重視した考え方です。
まずは、出来る状態(CAN)を作ってから取り組もうという話です。
しかし、これではいつまでたっても、海外旅行にも行けないし、外資の会社でも働けません。そこにたどり着くまでとにかく時間がかかりすぎます。
人生が永遠に続くなら、それでもいいのですが人間には寿命がありますし、年齢をとると老いていきます。だから、時間はあまりかけられないことを知る必要があります。
強い意志に基づいたWillに着眼してみると現時点で十分なCANがなくても強い意志に基づいたWillでチャレンジしてみるのが良いと思います。
例えばこんな感じです。
・英会話はできないけど、すぐにチケットを取って海外に行ってみる
・英会話はできないけど外資に転職エントリーしてみる
その結果、自分に足りないものが実体験として理解できます。実体験というのは非常にインパクトがあるもので、人に言われるよりも何十倍もの価値があります。そして自らの意思で自分に足りない部分を補うアクションに着手しやすい「きっかけ」も作れます。
武器を作ってから戦うよりも、武器を拾いながら戦った方が成長スピードも早いですし、成功確率もアップします。
まさに動画制作のCANがなくても、動画投稿を始めたHIKAKINさんと同じです。
実行できる人は、いまこの瞬間に転職について考えて行動するわけです。でも多くの人は行動しません。別に行動した結果、転職せずに「ここでもう少し頑張るぞ!」と決意表明できることにも人生として価値はあるのです。
まとめ
繰り返しになってしまいますが、これからは
「強い意思に基づいたWill」を示すことで
その後の人生を変えられるチャンスだと思っています。
トロネコもこの当サイトでアウトプットし続けて、日本からゲーム業界を元気にしたい!そして
「マーケティングからゲーム業界を変えたい!」
というのは「強い意思に基づいたWill」だったりします。
ぜひ、CAN、MUSTに縛られることなく、自分がやりたいWillにチャレンジしてください。