こんにちは
マーケティングスペシャリストのトロネコです。
今回はなぜトロネコがこのサイト「トロネコのゲームマーケティング大学」をやっているのか
3つの理由をお話したいと思います。
①ゲームマーケティングを後世に伝える責任があるから
まず、ひとつ目の理由は
「本物のゲームマーケティングを後世に伝える責任があるから」
です。
20年間、ゲーム業界でマーケティングをやってきましたが、マーケティングについて詳しく教わった事がありません。
マーケティングなんて全く理解していない若き頃に「マーケティングの基本」みたいな本を読み漁って「マーケティグの基本」は理解していますが、いまこのサイトに書いてある内容の多くは、どこかに書いてあることではなく
いままでの知識、経験をもとに自分の中で考え出したアウトプットなのです。
実際にゲームマーケティングの書籍を探しても適切なものは見つからないですし、googleで検索してもゲームマーケティングが書かれているサイトは見つからなかったわけです。
ならば、自分で作るしかない!
というわけで「トロネコのマーケティング大学」を作ることにしました。
20年間、ゲーム会社で働いてきて厳密には
「マーケティングっぽいこと」を教えてもらう機会はありました。
しかし、いま冷静になって考えると、
それはマーケティングではなかったのです。
こちらの記事でも書いていますが、多くのケースでマーケティングとプロモーションが混同しており、
「ゲームが売れる仕組み作り」というマーケティングの本質に辿りつくことができませんでした。
当時のトロネコは全く知識も経験もなかったため、それをプロモーションとマーケティグの違いも理解せず仕事をしていました。
その結果、マーケティングの本質に気づくまで20年という無駄な歳月を使ってしまったわけです。
これって時間と人生の無駄ですよね。
無駄以外の何物でもないのです。
これからマーケティングを学びたい20代、いまマーケティングを使いたい30代に、トロネコのような無駄な時間の使い方をして欲しくありません。
だから包み隠さず、本質に踏み込んだマーケティングの真髄を全部、公開して多くの方に知ってもらえばいいですし、
誰かがゲームマーケティングの現状を変えなければならない!
と思いました。
これを読んでいる皆さんはトロネコと同じように時間を無駄にする必要はありません。むしろ、短期間でマーケティングの本質に踏み込めれば、もっと高いレベルのマーケティングを目指すことができます。
自ら、新しいマーケティグ理論を生み出すこともできるのです。
マーケティングを知っていても、それを自分の中で閉ざして一般公開しない人もいます。ノウハウみたいなものですから公開したくないのもわかるのですが、これについてトロネコは理解できません。
一方で、誰かに伝えたくてもマーケティングを言語化することが苦手なマーケターもいるんですね。こればかりは得意不得意があるから仕方ないかもです。
「ゲームマーケティングを後世に伝える責任があるから」
ただこれだけのために、トロネコはこのサイトをやっています。
大手ゲーム会社に勤めているマーケターの皆さんだけでなく
最近は個人でゲームを作る人も増えましたし、マーケターを雇うだけの体力がない中小のゲーム会社さんもいると思いますが、みなさんのゲーム事業にとって少しでもプラスになればトロネコとしては嬉しいです。
②ゲームクリエイターに面白いゲームを作り続けて欲しいから
長年ゲーム業界にいる事もあって、ゲームクリエイターの友達も多いです。
ゲームクリエーターとは「新しい遊び」「新しいエンタメ」を作れる特殊スキルを持ったアーティストです。
そしてトロネコはゲームクリエーターを心の底からリスペクトしています。
別に大手のゲーム会社に勤めているゲームクリエーターだから、
というわけでなく
インディーズでも、個人でも、「新しい遊び」「新しいエンタメ」を作ろうと人生をかけている人をトロネコはリスペクトします。
なぜならゲームクリエーターの多くは人生を削ってゲームを作っているからです。
(生きていくお金は必要だけど、お金は最重要ではない、という感じです。それよりもゲーム作りの環境が重要なのです)
最近はスマホゲームでも開発に2年、家庭用ゲームなら3年以上かかることが当たり前になっていますが、
彼らは人生の2年、3年をかけているわけです。
しかし、実際のところゲーム配信前に配信中止になったり
配信後に結果が出ずにサービス終了になったり
家庭用ゲームでは続編が作れなかったり
もし、ゲームマーケターとして彼らをサポートできれば
間違った道に進んでいることを気づかせてあげれば
彼らの2年、3年は無駄にならなかったわけです。
そう考えると心が痛みます。
もし、2年かけたゲームが発売中止になるようでしたら、彼らの2年は職務経歴書にもかけない空白の2年になってしまうわけです。(もう、これは見るに堪えません)
そういう場面に何度も遭遇すると、そのプロジェクトと関わりがなかったとしても無力な自分に心が折れます。
「ゲームクリエーターはただ純粋に面白いゲームを作り続けることに専念すればいい」
とトロネコは思います。
彼らが楽しく気持ち良くクリエイティブができる環境を作り
ゲームクリエイターのポテンシャルを最大化させるのもマーケターの役割です。
③同じ目線と言語で語れる仲間を増やしたいから
マーケティングスキル、マインドはマーケティングの仕事をする人だけのものではなく、あらゆる人が持っておくべき一般的スキルです。
しかし、現実は厳しく、なかなか同じ目線と言語で語り合える仲間はいません。
ちょっと、例を挙げると
ゲーム業界に限らず優秀なマーケターが会社を辞めて
マーケティングの仕事で独立起業すると仕事がつまらなくなるそうです。
理由は一緒にする仕事相手、クライアントが自分と同じマーケティング目線と言語で会話できないからだそうです。
でも普通に考えれば、クライアントはマーケティングの専門家ではありませんから、同じ目線と言語で会話できるわけありません。
「これを仕方ないこと」だと諦める人は多いのですが、
ここでトロネコは考えました。
世の中に同じ目線で会話できる仲間を増やそう。
そうすれば、もっと楽しくマーケティングの仕事ができるはず。
同じ目線で会話できる仲間を増やすにはどうすればいいか?
その結果、「トロネコのゲームマーケティング大学」を運営しています。
そこで当サイトを運営して、みんなが同じ目線と言語で話せるようになったら、お互いに成長できるし、もっとゲーム業界は楽しくなると確信しています。
まとめ
今回の記事はいつもと趣向を変えて書いてみました。
トロネコと同じように「マーケティングからゲーム業界を変えたい!」と思ってゲーム会社で働いているけど現実は思う通りに行かない、と感じている人に届く記事になればと思っています。
トロネコも現在の「ゲーム業界のマーケティング」について課題を感じていますし、たまに、へこんだりもします。
でも、ゲーム業界の未来のためには一歩一歩前に進むしかありません。
それをモチベーションにしながら、これからも「トロネコのゲームマーケティング大学」を運営していきます。
というわけで今日はここまで!