こんにちは
トロネコです。
ゲーム会社といえば
朝、弱い人が多いですよね。
・毎日遅刻してくる人
・毎日体調が悪い人
毎朝、「遅刻します」メールが飛びかっていますが
そういうメールって周りに伝染するため
マネージャーとしては早めの対応が必要です。
なぜならゲーム業界って、人が資本ですから
環境はパフォーマンスに影響を与えるからです。
プロフェショナルなら体調管理も重要です。
といいながら、トロネコは久しぶりに風邪っぽいので今日は仕事を切り上げて半休にしました。
みなさん風邪には注意しましょう
さて、今回の話はいつもと毛色が違って
ジブンゴト化できないとスキルアップできないという話です。
![](http://gamemarketinglab.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/man.png)
何を言いたいのがよくわからないよ
そんな声が聞こえてきそうですが
結構重要なので最後までお付き合いください。
ジブンゴト化できない話は記憶に残らない
ゲームマーケティングの教育係として
セミナーっぽいこともやったりするのですが、
受講するメンバーが、ジブンゴト化できるか、否かで
セミナーの効果は全く違います。
例えばわかりやすい例をあげると
プレステ4や、ニンテンドースイッチのタイトル担当と、
スマホアプリのタイトル担当では
ジブンゴト化できるポイントが違います。
スマホアプリでも配信前の新作タイトル担当と
絶賛配信中の運営タイトルでも
ジブンゴト化できるポイントが違います。
何を言いたいのがというと
事前登録プロモーションの話をしても
運営タイトル担当にとっては
それをいまの仕事に活かせないから(自分の仕事とは関係ないから)
ジブンゴト化しながらセミナーに参加できないのです。
だから、セミナーを受けても
「ふーん、でもいまのタイトルに使えないからいいや」
で終わってしまいます。
これは何回セミナーをやっても同じでして、ここからわかったのは
「人間って、基本的にいまの仕事に活かせる話しか興味ないのです」
これは優秀な人でも変わらず
むしろ、優秀な人ほど、いまやっている仕事に
活かせる学びを求めたりします。
みんなが同じフェーズの仕事(たとえば配信前タイトルばかり)をやっているなら問題ないのですが、
バラバラなフェーズだと、特定のフェーズにおけるテクニック的なセミナーはあまり価値を出せないというわけです。
※とはいえ、参加者がお金を支払って参加する有料セミナーなら、話はまた別ですが・・・・
ジブンゴト化させるための方法
貴重な時間を割いてセミナーに参加してくれるわけですから、
参加してくれる皆さんには何かしら持って帰ってほしいものです。
そのためには参加者がジブンゴト化できて
帰ってすぐに担当タイトルに活かせるような内容が必要です。
そのための方法としては3つあります。
①マーケティング概念などフェーズに依存しない汎用的なセミナー内容にする
フェーズに依存しないので、フェーズがバラバラでもタイトル担当者は興味を持って聞いてくれます。
ただし、汎用性を優先した結果、すぐに使える示唆をを提供できない「概念的な内容」になりがちです。
②タイトル担当をひとりで、新規タイトルと運営タイトルの両方を受け持つ体制にする
ちょっと、話が飛んでしまい組織っぽい話になりますが
ひとりの担当に「新規タイトル」「運営タイトル」の両方を持たせるのは、ゲームアプリにおいてはフェーズに関係なくジブンゴト化させることができる方法です。
とはいえひとりで、新規タイトル、運営タイトルの両方をやるのは、本気でやるなら結構ハードな仕事量なので、ふたり一組でチームを組んで「新規タイトル」「運営タイトル」の両方を持たせるのはジブンゴト化させるだけでなく、成長スピードも高められます。
③同じフェーズのタイトル担当者だけを集めてセミナーを開催する
これはすぐにできますし、有効です。
できれば同じスキルレベルの人だけで集めて開催できると尚よいですね。セミナー開催前に担当者がかかえている課題感がわかるとセミナーの価値はさらにあげられます。
それでもジブンゴト化できない原因は?
ここまでやればセミナーの内容的には、参加者をジブンゴト化させられるコンテンツを用意できますが、それでもジブンゴト化できない人はいます
大抵の場合、原因はセミナー内容ではなく
仕事に対する価値観の違いだったりします。
![](http://gamemarketinglab.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/doya-man.png)
これは仕方ないから諦めなよー、放置、放置だよ
という声も聞こえてきそうですが
ここに寄り添うのがマーケターの役割です。
なぜ、それでもジブンゴト化できないのか?
それは仕事に対する姿勢に関係しています。
・マーケティングを学びスキルアップしたい人 ・たまたま仕事としてマーケティングをやっている人 |
両者の間には大きな溝があります。
「マーケティングを学びスキルアップしたい人」がジブンゴト化できて、
「たまたま仕事としてマーケティングをやっている人」はジブンゴト化できなさそうなのは明らかですよね?
つまり、ジブンゴト化してスキルさせるには、仕事に対する姿勢や、価値観を擦り合わせ必要があります。
ここができていないと、どんなにインプットしても記憶に残らず、施策に活かせません。
「つまりスキルアップには、個人に寄り添った組織、チームビルディングが不可欠というわけですニャ!」
というわけで、トロネコはスキルアップには個人に寄り添ったチームビルディングの必要性に気づき、1年かけてチームとしての改善をしました。
チームビルディングができると担当タイトルのフェーズの違いを乗り越えて、他メンバーのフェーズもジブンゴト化できるようになりました。
まとめ
今回はジブンゴト化の話から始まり
最終的にはチームビルディングが本質的にジブンゴト化するための治療薬という話をしました。
となると、どんな方法でチームビルディングをしたのか興味ありませんか?
チームビルディングについては下記の記事で詳しく全部お話していますので、参考にしてみてください。