【必ず失敗します】遊んだらわかるゲームは売れない・見た目で遊びたくなるゲームが必要な理由

マーケティング

食べなくても、見た目だけで食欲が湧き食べたくなるラーメンつくり

こんばんは

ゲーム宣伝マーケティングスペシャリストのトロネコです。

そういえば、先日、こんな話をしましたね

ゲーム開発とマーケティングは売れるラーメンつくりと同じ

ラーメン屋さんをオープンさせるのと同じように

いっしょに美味しいラーメン(=ゲーム)をつくり

美味しいラーメンをお客様に届けていく(=プロモーション)

その両方をマーケターはやらないと、もうこれから(2020年以降)は戦えない

という話でした。

というわけで

「ゲーム開発とマーケティングは売れるラーメン作りと同じだよ」

という話をゲーム開発者に話したらこんなことを言われたのです。

「ならば美味しいラーメンつくります」

「食べていただければ、必ず満足できるラーメンを」

うーん、これって正しいようで、実は間違っているんですよね。

かなりの高確率でそのゲームは失敗すると思います。

 

なぜなら、我々が作らなければならないラーメンとは

「食べれば、必ず満足できるラーメンだけど」

「食べなくても、見た目だけで食べたくなるラーメン」

なのです。

今回は、「食べなくても、見た目だけで食べたくなるラーメン」がどれほど重要なのか、

食べたら美味しいラーメンだけでは勝てないという、さらに踏み込んだ話をしたいと思います。

トロネコはTwitterもやっていますので、よろしければフォローお願いします!

遊んでもらえれば面白いとわかるゲームは売れない

その昔、家庭用ゲームで体験版プロモーションが購入に結びつく有効な施策として多様された時代がありました。

・プレイステーションポータブルの時代は体験版が収録されたUMDというディスクを量産して、配布して体験してもらったり

・その後、プレイステーションストアが登場するとオンライン上で体験版をダウンロードして遊んでもらったり

・店頭のゲームショップで体験会を実施したり

遊んでもらうことで、そのゲームの楽しさを実感してもらい、ゲームを購入してもらおう!という施策でした。

時代は変わり、スマホゲームになると、基本プレイ無料で誰でもアプリストアからダウンロードできるようになり、それ自体がある意味「体験版」のような役割を果たしています。

しかし、家庭用ゲームの体験版や、基本プレイ無業のスマホアプリや当たり前になり、競合過多の市場になると、体験版や、スマホアプリを配信しただけでは遊んでもらえなくなりました。

なぜかというと、

「見た目で遊びたくなるだけのパワーがないから」

です。

でも、多くのゲーム開発者(マーケターもそうですが)がこう言うんです。

「このゲームは遊んでみたら面白いんですよ」

「だからとりあえずダウンロードして遊んでもらいたい」

ラーメンに例えると

「見た目は普通、でも食べたら美味しい」

というラーメンを食べてもらうのは難易度高いです。

見た目は普通なので、見た目だけでは勝負できないので、写真加工したり、見せ方を変えたり試行錯誤をこらす必要がありますが

見た目だけで圧倒的に食べたくなるラーメンと比べると、最初の1杯を食べてもらう勝負で勝ち目はありません。

「見た目は3年前のスマホゲーム、特徴もなし、むしろ地味」「だけと遊んだら面白い」

この時点でもう負けなのです。

それでも「遊んだら1分で面白さが実感できる」ならまだしも

「30分くらいプレイするとようやく面白さがわかってくる」

ようなゲームだと

そこまでユーザーを引っ張り続けるのはマーケティングでは難しいとなってしまいます。

見た目で遊びたくなるゲームつくりが必要

プロモーション観点でいえば

「見た瞬間に面白くみえて、遊びたくてしょうがなくなるゲームを作りましょう

そのくらいでないともう勝負になりません」

という話をしますが、

ゲーム会社出身でない、プロデューサーとこのような話をしても、なかなか理解しにくい場面に遭遇します。

なぜなら、彼らは

「遊んだらわかる面白さ」だけで勝負できると思っているからです。

かつてのスマホゲームでもそういう時代がありました。

でも、これからの時代は

「明らかに見た目で面白そう」

という家庭用ゲームにも匹敵するリッチなゲームが当たり前になっていきます。

もうこれは避けようのない話でして

「見た目だけで遊びたくなるゲーム」

世の中に出す最低条件となります。

見た目で遊びたくなるゲーム開発は効率優先(ROI思考)からは作れない

こういう話をすると

家庭用ゲーム出身のゲームクリエイターはすぐに理解できますが

ゲーム出身でないスマホゲーム開発プロデューサーはなかなか理解できません。

なぜなら、両者には大きな思考のズレがあるためです。

 

家庭用ゲーム出身のゲームクリエイター

→ゲームとはお金にならない無駄なこだわりこそファンを魅了する

ゲーム出身でないスマホゲーム開発プロデューサー

→ゲームとは売上に繋がる機能や要素から構成されており売上に直結しない要素は不要である

 

ちょっと極端な話かもしれませんが、でもおおむね合っているんですよ。

新しい機能を実装する際にも

家庭用ゲーム出身のゲームクリエイター

→その機能はファンの満足度に繋がるし、面白いから実装する

ゲーム出身でないスマホゲーム開発プロデューサー

→その追加機能実装で売上はいくらあがるの?あがらないなら実装できない

 

という感じ

前者はゲーム開発的発想であり、

後者はゲームではなくてWebサービス運営に近い発想ですね。

でも後者はそれをゲーム開発と誤解しており、正しいと思って疑わないので実にやっかいなのです。

そして後者が作ったタイトルをジャッジする決裁者も、同じ発想であり、ゲームクリエイター的な「面白さ」を軸とした判断ができません。

(まぁ、従来のスマホアプリの観念からすると、これはこれで健全な部分もあるんですけどね)

いままでは、これでも通用した時代があったのですが、もうこれからは通用しないですし、戦いにならないんです・・・。

まとめ:これからは無駄なことができるゲーム会社が生き残る

すごくシンプルな話をすると

これからのゲーム事業は

「無駄」なことを「こだわって」つくれる会社が生き残れます。

そもそもゲームとは無駄なことの集合体でした。

課金売上が目的になったことで、課金売上に繋がらない「無駄」を削ってきました。

家庭用ゲーム機では「無駄」を削ったゲームは売れません。

でもスマホゲームでは「無駄」を省いた最適化でも戦える時代があったのです。

しかし、スマホゲーム市場が成熟し、家庭用ゲームとの差分がなくなっていく中で

これからは本来のゲームに立ち戻る時代になります。

・無駄にリッチなグラフィック

・無駄にリッチなサウンド、ボイス

・無駄にリッチな演出

そうでないと勝てないし、それができるゲーム会社しか生き残れない世界がもう来ています。

そういう無駄なことが

食べなくても、見た目だけで食欲が湧き食べたくなるラーメン」

をつくるわけです。

そんなラーメンを作れれば、食べてもらえるチャンスをマーケティングやプロモーションでいくらでも作ることができます。(つくりやすいです)

そして、それを支えるのは

本物のゲームクリエイターやゲームマーケターなんですよね。

だから、これからますます本物のゲームクリエイターやゲームマーケターは価値があがります。

タイトルとURLをコピーしました