売れる公式サイト・アプリストアの作り方|ゲーム訴求の失敗事例7つ

スマホゲーム

こんにちは

マーケティングスペシャリストのトロネコです。

せっかく開発したゲームなのに「伝え方」に問題があって魅力が適切に伝えきれていないケースを頻繁に見かけます。

特に公式サイト、アプリストアで書かれている情報を見ると、どんなゲームなのか?よくわからない経験ってありませんか?

そこで、今回は公式サイト、アプリストアにおけるゲーム訴求、テキストやディスクリプションによる訴求において必要なことを解説します。

 

同じゲームでも伝え方次第で全然違う!

「売れるゲーム」「売れないゲーム」の違いはどこにあるのか?

といった観点でお話をします。

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ゲームの公式サイトやアプリストアのおけるダメなゲーム訴求事例7つ

いろいろなゲームアプリの公式サイトや、アプリストアを見ると

「これでは絶対にゲームの魅力が伝わらないな・・」

というケースに頻繁に遭遇します。

具体的にはどのようなケースがダメな例に相当するのか、7つの事例をもとに解説していきましょう。今回紹介する事例にひとつでも相当するなら改善が必要です。

ひとつでも該当するなら改善しましょう。そのくらいクリティカルな問題だからです。

せっかくの魅力あるゲームなのに適切にユーザーに伝わらないと、その結果、ゲームのインストール獲得において、今、この瞬間も損をし続けていることになります

①誰に向けた内容なのか訴求ポイントが不明である

そのゲームのターゲットユーザーは誰なのか?

マーケティング戦略における訴求ポイントはどこなのか?

基本的なことが定まっておらず、何を伝えたいのかわからないケースは非常に多いです。

つまりマーケティング戦略がない状態で作られている場合は、誰に向けた内容なのか?訴求ポイントが定まっていない公式サイトやアプリストアが作られてしまいます。

ゲーム事業はお金も人も動く大きなビジネスであり、大きなリスクが伴います。リスクが伴う規模のプロジェクトにおいては、マーケティング戦略は必須です。下記にてフレームワークを紹介していますので参考にしてみてください。

②内容が理解できない、日本語としておかしい

海外のゲームで頻繁に見かけますが、日本のゲームでもみられますので注意は必要です。

表現、言葉としておかしい、違和感を感じるケースです。

中国のゲームを日本で配信している場合などは、違和感を感じる公式サイト、アプリストアでの記載は好ましくありません。なぜなら違和感を感じさせてしまった瞬間に「このゲームはちょっとヤバいのでは」とユーザーが身構えてしまうのでインストール転換率が落ちるからです。

言語に関する部分は必ず日本の3次翻訳を意識したところまで踏み込む必要があります。

ちなみに

1次翻訳:中国語を日本語に翻訳したもの。いわゆる意訳

2次翻訳:日本語として意味が通じるように調整したもの。口語訳

3次翻訳:日本のゲームユーザーや、そのゲームの世界観にあった翻訳をしたもの。

といった感じです。

違和感を感じるケースの多くは1次翻訳のままで公式サイトや、アプリストアを作っているようなケースになります。とはいえ2次翻訳でも日本のゲームユーザー、カルチャーに踏み込んだ翻訳ではないので違和感は残るものです。本気でやるなら3次翻訳は必須となります。

一方で日本のゲームで、日本人が書いているテキストでも違和感を感じる場合があります。多分それは、日本語としての表現力、語彙力、いわゆる「国語」としての問題であり、文章能力が不足しているのに公式サイトやアプリストアのテキストを書いているようなケースが相当します。

公式サイトやアプリストアのテキストを考える上ではライティング能力を持った人にお願いする必要があります。

③ゲーム会社が伝えたいことの列挙であり、ユーザーのニーズと乖離がある

これもよくみられるケースです。

ゲーム会社として、ゲームの作り手として、ゲームマーケターとして

伝えたいことを盛り込んだだけの公式サイトや、アプリストアになっており、ユーザーが求めている情報、知りたい情報と一致しないケースです。

「ユーザーが本当に知りたいことが書いていない」

「別に今、知らなくてもいい情報が書いてある」

まさにこんなケースです。

④情報過多であり本当に伝えたい情報が伝わらない

作り手の伝えたい思いが暴走してしまうと、公式サイト、アプリストアともに情報過多になってしまいます。情報が多すぎると、ユーザーには情報が伝わらず、むしろストレスになります。

公式サイト、アプリストアともに何かしらの経路からそこに到着するわけですが、瞬間的に伝えられる情報はワンフレーズ、ワンテーマくらいなのです。

ですから、情報を絞って、伝えたいことが伝わるよなサイト設計が必要です。

⑤公式サイト、アプリストアの常識に縛られている

公式サイト、アプリストアはこうあるべき!

そんな常識に縛られているケースも多くみられます。でも、実際のところそんな常識はゲームマーケティングの世界には存在しません。

例えばわかりやすい事例を挙げるならば多くの公式サイトは次のような構成で作られてます。

・トップページ

・what’s new

・世界観

・システム

・キャラクター

・スペシャル

後ほどお話しますが、このような形式にそった公式サイトほど情報が伝わりにくいサイトはありません。

でも多くのゲームがなぜか、この形式にそって作られています。「スペシャル」という項目なんて、何がスペシャルなのか、冷静に考えればよくわからないですよね・・・。

 

このように各項目に情報を分散させることで、公式サイトに来訪したユーザーは色々なページを回覧して文章を読み込まなければなりません。

このゲームのファンなら1回くらいは読み込むかもしれません。

でも初めてこのサイトに訪れた人にとっては大きな負担です。公式サイトの役割について後ほどお話しますが、公式サイトの役割は

・役割はゲーム配信前がほとんどである

・情報に対する関心を深めてアプリストアに遷移させるための役割

なのです。

実は公式サイトが下記のような構成でなければならないというのは誰かが作った常識に縛られているだけに過ぎません。

・トップページ

・what’s new

・世界観

・システム

・キャラクター

・スペシャル

そして、公式サイトの役割を果たす上ではもっと良い表現方法があるのです。

⑥機能訴求に振り切っている

下記の記事でも書いていますが、機能訴求に振り切った表現もみられます。

機能訴求とは例えばこんな感じです。

・全世界で1億ダウンロード突破

・表面100ステージに加えて、裏面100ステージ、合計200ステージ収録

・プレイ可能キャラは10人、必殺技は30種類収録

・BGMはフルオーケストラ収録、壮大な音楽が盛り上げる

・最大4人で画面分割プレイ可能

・いまなら100連ガチャ無料!さらにSRトロネコがもらえる!

アプリストアにおいては、むしろこのような機能訴求が圧倒的大多数かもしれません。でも、機能訴求は、そのゲームを知っていることが前提であり、そのゲームを知っているユーザーって、公式サイトやアプリストアの役割は低く、インストールしてくれる可能性が高いんですよね。

公式サイトやアプリストアの役割を最大化するためには

機能訴求とストーリー訴求の掛け合わせが必要です。

⑦個人によって解釈が異なる表現を使っている(例:新感覚、爽快感、大迫力)

これもよくあるダメな事例です。

年齢、性別、その個人の人生体験によって解釈が異なるワードを使った表現は絶対に避けるべきです。

代表例としては「新感覚」というワードが挙げられます。

「新感覚」って「今までに体験したことがない新しい感覚」という意味だと思うのですが、個人の体験によって「新感覚」の解釈がブレるリスクの高いワードなのです。

でも「新感覚」というワードは、いまだに頻繁に見かけます。そして結構、使い擦れているマンネリ感のある古いワードでもあります。

実際に「新感覚」と言われても、イメージが明確にならず「ふわっと」した印象をユーザーは持ってしまいます。でも使っているゲーム会社はそんなことを理解しておらず、いまだに使い続けています。

なぜなら「新感覚」というワードは非常に使い勝手の良い「思考停止の逃げワード」だからです。下記の記事でも書いていますが、マーケティング戦略なき無能なマーケターが使うワードです。使った時点で考えることを辞めたことを宣伝しているようなものです。絶対に使ってはいけません。

公式サイトとアプリストアの役割を理解しよう

公式サイト、アプリストアともにゲームの情報を伝えるメディアです。

情報を伝えて関心を喚起させるメディアです。

でも役割がちょっと違います。

・公式サイトはアプリストアに遷移させるための決断を促すもの

さらにアプリストア遷移前に事前情報を与えることでアプリストアにおけるインストール転換率を高めたい

・アプリストアはあらゆるユーザーが必ず通るインストールする最後の関門

アプリストアで情報を伝えることでインストールさせたい

といった感じです。

この役割を理解していると、公式サイトとアプリストアに掲載する情報はイコールであるはずがありません。公式サイト→アプリストアを遷移したユーザーのストーリー体験を踏まえて、よりインストール転換率を高めるために掲載する情報内容の違いが見えてきます。

まとめ

今回、ご紹介した公式サイトやアプリストアにおけるダメな事例は、本当に頻繁に見かけるので、原因を突き止めて対応することをお勧めします。

対応することでユーザーの獲得効率がアップが期待できるため、やるだけの価値があります。

今回の内容を含め、アプリストアや公式サイトの設計方法について、ご相談したいことがあればLINEチャットで無料相談できる「トロネコのカベウチ」をお気軽にご利用ください。トロネコがチャットでご相談に乗ります。

もちろんメールでご連絡いただいても結構です。

toro_neko2020@yahoo.co.jp

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