ゲームのログインボーナスって本当に必要ですか?【常識を疑うと成長できます】

スマホゲーム

常識に縛られて脱却できない5つの原因&脱却する方法

こんにちは

マーケティングスペシャリストのトロネコです。

寒いですね、寒さが苦手なので春が待ち遠しい毎日です。

さて今回のテーマは

・常識を疑え

・常識に囚われている状態とは思考停止していること

・思考停止しているとゲームも売れないし、成長しない

という話です。

 

ちなみにゲーム業界で働いていると毎日こんな話をよく耳にします。

ゲームKPI改善のために

ログボ入れましょう!

できれば2つログボを走らせましょう

そうすれば、毎日ログインしてくれるからDAUは回復しますよ

これって、ログボがあれば、DAUが回復しているという常識に囚われているからこその発言です。

「ログボ=DAUを維持してくれる有効な施策」

というゲーム業界では当たり前のように語られている常識なのですが

・それって本当ですか?

・ログボがなかったらDAUって下がるのですか?

・DAUが下がったら何か問題あるのですか?

ということに対して疑問を持たず、ただゲーム業界で常識とされる

 

「ログボ=DAUを維持してくれる有効な施策」

によって思考停止している状態です。

え!?ログボってDAU改善効果が見込める施策じゃないんですか?

という質問を受けそうですが、

正直なところ改善効果はあるかもしれないし、ないかもしれないです。

今回はそこが問題なのではなく

常識に囚われて思考停止している状態だと

本質が見えないし、成長もしないです

という話です。

 

ちなみに、

KPIとかDAUって何?

という方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

【保存版】KPI継続率に影響を与える10個の要素改善方法|リテンションマーケティングの正体

ゲーム業界における常識をあげてみましょう(家庭用・スマホアプリ不問)

ゲーム業界って

これまで、うまく行っていたから、それってきっと正しいんだ

いまさら改めて考える必要ないし、いつも通りやってます

みたいな「常識」が沢山あります。

全部あげるとキリがないので、初歩的な内容だけあげてみましょう。

 

これまでの常識 実は間違いかも!?
スマホアプリ ログボ ログボはDAUを維持、改善してくれる ログボで維持したユーザーってそもそも維持する必要あるの?
チュートリアル チュートリアルはゲームシステムを理解させ、初期離脱させない有効手段 チュートリアルがゲームを難しく感じさせていない?まどろっこしい説明やめてとりあえず、1回遊ばせてみれば?
アプリアイコン変更 アプリアイコンを変更すると「変わった感」を伝えられるので、アプリの起動率もあがる アプリの起動率があがっても、起動しているだけでゲームを遊んでいないのでは?数字上のDAU稼ぎで本質ではないかも
家庭用ゲーム 店頭予約特典 店頭予約特典があると事前登録数が増える→お店からの初回発注数が増える→初回生産数、出荷数が増えるから欠品リスクも下がり、売上も確保できる そもそも、店頭予約特典が欲しくてゲームを買うわけではないから、なくても実際の売上と比例しないのでは?過剰サービスじゃないの?
店頭ポスター 家庭用ゲームにおいて店頭ポスターは必須の販促ツール。どんなに宣伝費が少ないタイトルでもポスターは最低限必要です 店頭ポスターって実際にお店て貼られているの?ほとんど貼られずに捨てられているのでは??貼られたとしてもOOH観点でどれだけけのリーチ稼げるの?
TVCM 発売前、発売直後にTVCMを投下して販売を加速させよう。ある程度の販売数を見込んでいる大作ゲームはTVCMは必要だ 家庭用ゲームはスマホアプリと違ってお金を払って購入するので、全てのゲームにおいて認知拡大と売上は比例しないのでは?

といった感じです。

書くとキリがないので、わかりやすい常識をピックアップしてみましたが、皆さんも心当たりがあるかもしれません。

トロネコはスマホゲーム、家庭用ゲーム業界のどちらも長いのですが、

どちらかというと家庭用ゲーム業界の方が常識に囚われていることが多いと思っていました。

しかし、スマホゲーム業界も結構、常識に囚われていることは多いのです。

常識に縛られて脱却できない5つの原因

トロネコの経験からすると、

常識に縛られて脱却できない原因は、ほぼ下記で網羅できます。

重要なのでひとつずつ説明していきましょう。

①常識は100%正しいから

一番多いケースは、常識とされているものが長年に渡って人や組織に刷り込まれているケースです。

そうなると、その組織においては誰も疑うことなく、当たり前の「正解」として「常識」が存在し続けてしまいます。

ログインボーナスも、最初に誰かが始めたのでしょうが

みんなやっているから、たぶん効果があるのだろう

という「常識」が作られていったのだと思います

 

実際に数字の上ではDAUを改善させているのだと思いますが

でもDAUを改善させることがゲームアプリの「目的」ではありません。

マーケティング戦略のフレームワークでもお話しましたが、本当の目的は別のところにあって、それを達成するための役割としてDAUを改善する必要があるわけです。

ログボって、ラーメン屋さんのスタンプカードのようなものです。スタンプカードをやめたら、来客数は変わらないラーメン屋もあるわけで、ログボがDAU(=ラーメン屋の来客)に影響があるというのは、疑う余地はあっても良いと思います。

ゲームビジネスはラーメン作りと同じ【見た目も美味しい、食べたら病みつきになるラーメン作りが必要】

常識を疑って別のことを試して失敗したら責められるから

なんか違うんじゃないか?

と疑問を持っている人も結構な人数います(いると思いたい・・・)

でも、みんなが「常識」として思い込んでいるコトに対して、

それって違うんじゃないですかね!

と声を上げるのは勇気が必要です。

勇気を持って、疑問を提言して

みんなを納得して、実際にログボをやめる

それに代わる新しいことをやってみたけど

様々な要因で明確な「効果」が見えにくい場合もあります。

 

みんなを巻き込んで、時間をとらせて、結果が出なくて

責められるのはイヤですよね・・・

 

と考えると、「常識」を疑い、行動することも躊躇しますよね。

でも、行動を躊躇させてしまうのはゲーム事業としてもっと大きな問題です。

本当は常識を疑って、実際に試してみて、結果が出なくても

責められず、雰囲気も悪くならないチームビルディングが構築されている状態が必要で、そういう状態が作れないとゲーム事業なんて成功できません。

これについてはチームビルディングの記事で触れています。

ゲーム業界におけるチームビルディングをつくる方法【実際にやってみて効果あり】

②毎日の仕事に追われて考える時間的余裕がないから

「なんか違うんじゃないか?」

そんな疑問はあるけど、毎日の仕事をこなすだけで精一杯です!

本当に無理っす!考えている余裕がないっす!

というのも「常識」から目をそらして、思考停止させてしまう原因のひとつです。このケースも多いと思います。いや、これが一番の原因かもしれません。

時間的余裕がないと、マーケティング戦略を作る時間も避くことができず

結果、マーケティング戦略も適当で、HOW思考で作られたプロモーション施策になりがちです。

なぜ、HOW思考で作られたプロモーション施策は結果がでにくいのか?【マーケティング戦略が重要です】

③考えることが辛いから

「常識を疑うということ」=「考えること」

です。

そして、「考えること」って結構辛いです。

わかりやすい例をあげると

・言われたことをただやっている

・自分で考えてやっている

両者には大きな違いがあります。

「言われたことをただやっている」のは何も考えず思考停止状態でも

「言われたことをちゃんとやれば」結果を出せる仕事といえます。

一方で

「自分で考えてやっている」というのは、自分で考えて、正解と思える方法を導き出し、それを達成するためのやり方も考えなければなりません。結構、考えることってスタミナを消費するので、慣れないと辛いです。

(慣れると、考えることが楽しくなるんですけどね・・・)

④面倒臭いです

「なんか違うんじゃないか?」

そんな疑問はあるけど、それを解決するのって面倒臭いから

やらないというパターンです。

なぜなら、適当でも給料はもらえるし、時間をかけてやっても対価を期待できないからです。そうなると

「面倒臭いから、そこまでやらなくてもいいや」

となってしまいます。

これは、ジブンゴト化できていない典型的なパターンで、そういう人でチームが構成されると、「常識」を疑わないチームの完成です。

ゲーム事業でメンバーをジブンゴト化させる方法【スキルアップに効果あり】

⑤そもそも「考える」ってどういうことですか?

中には「考える」という事がわからないという人もいます

これはどういう事かというと

わかりやすい例をあげると、「マーケティング戦略のつくり方」がいい例です。

フレームワークを提示しても、フレームワークにおける前後関係を踏まえた上で「考える」ことができない人がいます。

各項目は埋められるのですが、考えられていないので前後関係に整合性がなかったりします。でも本人はバッチリ埋められたと自信を持っています。前後関係が考えられていない自分を理解できないのです。

【基本編】マーケティング戦略のつくり方【汎用性の高いフレームワークをご紹介】

常識を疑わないことのデメリット

常識を疑うことができないと様々なデメリットがあります。

・間違っていても、気づかず続けてしまうので失敗する

・正しいと思って続けているので失敗から学び、次に活かせない

・常識に縛られて新しいチャレンジができない

・結果、成長できない

常識を疑わなくても成功できる場合もあります。

でも常識を疑い、そこにチャレンジすればもっと大きな成功を収められる可能性があります。

常識を疑うことで得られるメリット

常識を疑うことができれば様々なメリットがあります。

・本質に踏み込んだ改善ができる

・多くの人が常識を疑うことができないからアドバンテージになる

・常識に縛られず新しいチャレンジができる

・チーム、個人、組織が成長できる

一番大きなメリットは、他ができていないから圧倒的なアドバンテージになるという点です。

常識を疑う思考を持つ方法

では「常識」を疑うことができる思考をどうやって身につけるのかという話です。

以前にチームビルディングの話をしましたが、チーム全体を変えて、何でもいえる信頼関係を築くのもひとつの方法です。

ゲーム業界におけるチームビルディングをつくる方法【実際にやってみて効果あり】

しかし、このチームビルディングをつくる方法は1年くらい時間がかかります。

スマホアプリの運営タイトルは、毎日が勝負ですし1年後までタイトルが生き残っている保証はありません。

時間の猶予がない場合は、やはりある程度の権限を持ったポジションの人から「常識を疑え!」「思考停止してはダメだ!」と言い続けなければなりません。

ゲーム事業の場合、理想はゲームプロデューサーだったりしますが、

「自分がいままで正しいと思ってきたことを否定できるのか」

というと結構タフな話です。

そこでゲーム開発から一歩引いた位置から、何でも言えるマーケターは

「常識を疑え!」「思考停止してはダメだ!」と言い続ける役割としては都合がいいと思います。

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